ネタバレ

これから、「それでも僕はやってない」の激しいネタバレをします。
白黒反転させて、承知の上で読んで下さいね。

「それでも僕はやってない」は、痴漢を認めた本物の痴漢だけが数時間で釈放され、主人公も主人公と同じように痴漢の冤罪事件を戦い、主人公に的確なアドバイスを送る同士も有罪になる。
主人公と、弁護士は、やれることは全てやり、研究し、誠意も熱意もある、彼らの主張は説得力もあり、視聴者は彼らが無罪であることを確信するに足る、しかし、彼らは勝てない。(もちろん、控訴するが、そこで終わる)
そこに、リアルさを追求する周防監督らしさを見て、恐怖する。勝てないんだ、痴漢冤罪は。
「それでも僕はやってない」は、素晴らしいタイトルだ。全編を通した、この映画のテーマであり、映画を見終わった後こそ、このタイトルがまざまざと浮かびあがる。

こうちゃんのダンナさん、今日もバンザイしてますか。奥さんをお姫様だっこして乗ってもいいんですよ。きっと誰かに怒られると思うけど、両手がふさがていたから、痴漢じゃない。