デザイナー(ネタばれあり・・・まあ、今更ですが)

一条ゆかりの1970年代の漫画「デザイナー」がドラマ化されたのは、つい最近ですが、昨今の韓流ブームの原点が日本のメロドラマであり、メロドラマのルーツが1970年代少女漫画にあることを思えば(私見)、それほど今更ってこともないのかもしれません。
このドラマを全部は見られなかった私ですが、原作を買いました。
一条ゆかりは、大人になって読んでみると面白いのですが、目に星が入ってたり、黒髪が束で分かれているような時代の作品は読めないと思っていました。
なんというか、恋人同士が双子だったり、初恋が父親だったり、失明したり、これ全部が1人の人間に起こる確率って、どんだけ低いんだという、不幸不幸のオンパレードで、主人公が涙の糸引きながら駆け去って行った挙句、自殺、みたいな感じが子供の私には、鬱になって嫌だったわけですが、私は、この漫画のドラマ化で気づきました。
・・・笑っていいんだと。
以来、腹を抱えてドラマを見ましたが、さすがに平日の昼では見切れなかった。どうせ、DVDになるさ、と思ったら、レンタルにないし。
買おうかな、もう廃盤?
それにしても、あのドラマの良さは、キャスティングの妙ですよ。
主人公の亜美も良いですが、何と言っても、有名デザイナーであり亜美を捨てた冷酷な母親役が国生小百合、最高です。
そして、さり気に仮面ライダーや戦隊出身の二枚目俳優が出ていて笑った。
こないだまで、センターでポーズとって地球の平和を守っていたのに、今はフリルのシャツ着て御曹司かあ。
(同じ番組に出ていた、味方に寝返る美味しい敵役の俳優の次の仕事は、ホストだったが、プライベートではパンツ被ってキスしているシーンが週刊誌に出ていたなぁ)
でも、あの背の高い亜美と双子というのは、無理あるでしょ。
背、男の方が低いよ、お姫様だっこも重そうよ。体重、君の方が軽い?
ああ、こんなに笑えるなんて、吉本を超えている。