読了

「世界征服」は可能か?
岡田 斗司夫 著 筑摩書房

読了しました。
アニメの製作現場で「何で彼らは世界征服なんかしたいんだろう。高度な科学文明で自分たちだけ楽しく暮らせばいいのに・・・(多少違うかも)」と監督がつぶやいたことがきっかけで書かれた本。
これは、不思議の海のナディアですね。
結局、現在では世界征服は成り立たないし、うまみもないという話なのですが、それを経済や歴史的所感を交えて真面目?に興味深く饒舌に語るのに長けた作者なので、とても面白かったです。
昔、読んだ彼の書いたディズニーランドの攻略本が一番、彼の書いたものの中で好きなのですが、最早手に入らないかも。
残念です。
しかし、世界征服キャラの中で、ドラゴンボールレッドリボン軍の総帥は、いい味出してたなぁ。
あれだけ部下を犠牲にして、ドラゴンボールに願うのは「背が高くなりたい」ですか(涙)
世界征服を願って下さいと部下に嘆願されるのは当然。「そんなことのためにどれだけの部下が死んだと思っているんですか」とズドンとやられるのも当然。
でも、総帥はカリスマ性だけはあったんですよね。副官は実力も常識もあるけれど、トップに立つには弱いキャラで、その後あっさりやられたような気がするのですが、ドラゴンボールを見たのが遠い記憶になりつつあり、ちょっと思い出せません。