アース

映画2-1
映画館で今年見た第一本目は、アースでした。
主演:46億歳、地球
とあるようにホッキョクグマやゾウやザトウクジラを追いかけながら、北極から地球規模で移動し、地球の自然やそこに棲息する動物たちを描いているドキュメンタリーです。
感想は、地球って美しい、というのがまず浮かびました。
弱肉強食な世界も、どちらの動物に肩入れすることなく淡々と描かれているのも良いと思います。
とはいえ、ホッキョクグマから始まり、その後もホッキョクグマは取り上げられる若干特別な扱いを受けていますが、それは、この映画のメッセージである、地球温暖化に対する問題提起の象徴的な存在だからです。
温暖化による氷の減少で、ホッキョクグマはアザラシ狩りが出来ず、このままだと2030年には、絶滅するかもしれません。でも、今なら間に合うというのが、ラストの言葉でした。
・・・そのメッセージの作製に5年かけてたら間に合わなくならない?と思いましたが、パンフレットを読むと21世紀初頭は、こんなに美しかったという記録的な意味もあるようです。(50年後には撮れないかもしれないから、今撮らないとっつうことです。)
この映画の意味が、警告ではなく、単にこんな時代もあったんだよ、というだけの記録にならないことを願います。
地理や環境の教材として学校で使えそうな内容でした。