★★★今度は字幕版6-5

魔法にかけられての字幕版を見ました。
やっぱり面白いです。
今度は、どこがどこのパロディかというのも落ち着いてみられたし。
白雪姫のオマージュとか、美女と野獣のオマージュ、なんとかのパロディといったことがパンフレットにも書いてあるのだけど、
屋根から落ちる男性にヒロインが飛びついて止めるところは、カリオストロの城のオマージュというのをつけたして欲しい。
以前、ナウシカの飛行シーンがアラジンでマネされていたというのを読んで、考え過ぎじゃん、って思ったけども、あのシーンは何度みても、カリオストロの城を見たくなる。
そして、何度見ても、虫が掃除するシーンは気持ち悪い。
ズバリ言うと、ハエとゴキブリなので・・・
これらを駆除することが掃除というか、衛生の第一歩だ。
そして、私の尊敬する前田さんが、永遠の愛など存在しない国というのがニューヨークで、そこに落とされたプリンセスは、三十代のかさかさの肌の女の子(一応)に。
と、書いていて、それは監督の意図とは関係ないんじゃ・・・って思っていたけど、王妃の老けぶりを見ると(他のキャラも)やっぱり現実では二十ぐらい年をとる寸法なのかも。
プリンセスもプリンスも他の女性メインキャラも三十半ばの役者みたいだし。裏設定?

以下、ネタバレがきつくなります。

それにつけても、この映画は、大人向き。
アメリカに数多いるであろう、離婚した子持ちの四十男に、ある日、御伽の国から、子供好きで動物好きの世間ズレしていない(そして、意外と生活力がある)プリンセスがやってくるという夢を見せてくれる映画。
そして、三十代で肩肘はって働いているキャリアウーマンにも夢を見せてくれる。
子供にとっては、掃除のシーンがトラウマにならないことを願う。
素直なお子さんがゴキブリに掃除を仕込んで、親がトラウマになることもなきよう、切に願う。