435-53 ●どちらかが彼女を殺した 436-54 ●私が彼を殺した

犯人が最後まで書かれないという趣向のミステリー。東野圭吾
東野圭吾は、驚くべき読みやすい小説を大量生産する作家だと勝手に思っていたのですが、この2つは、そうでもないですね。
容疑者Xが二時間で読めたからって、全部そうだと思うのは、早計でした。
結構、楽しく読めたのですが、やっぱ犯人が書いていないと不安になります。
袋とじのヒントがあるのですが、それほどはっきり犯人が示唆されているわけでもないので。
大体こうだろうなと分かってはいたのですが、ネットで答を検索して、やっと安心しました。まあ、推理の道筋は私と全く違ったりするのだけど。