8 ★★★ヤッターマン 実写版

地雷臭さは、ドラゴンボールに並ぶと言われていましたが、私としては、最初から、こっちの方は、結構いけるんじゃないかと思っていました。
ハリウッド映画だと最早別物になってしまう、というか、わりと何でも同じようなものになってしまう気がします。
キャスティングや彼らの演技についても色々言われていたけれど、あれ以上は、ないと思います。
キャスティングも声質は、意識してある気がしますし、キャストたちもしゃべり方やシルエット(立ち姿やポージング時の)を相当意識して再現していると感じさせてくれて、とっても良かったです。
やはりオリジナルのアニメあってのものなので、そういうのって大事だと思います。動きやポーズ、それと声に特徴があるアニメだったので。
でも、櫻井君が2号と一緒に腕を組んでポージングする猫背で少しムッチリした立ち姿が最高だったのに、パンフレットには上半身しか乗っていなくて、がっかりでした。
ドロンジョ様のクリアファイルは、大満足でしたが。
私は、リメイク版は見ていないし、オリジナルも何十年も前に見ただけなのですが、多分、出演者たちが参考にしたのは、オリジナルの方じゃないかと思います。

(たいしてネタバレではありませんが、ここから先は、少しネタバレ)
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で、ストーリーは、やっぱオリジナルがうろ覚えなので、当時のストーリーにそういう雰囲気があったかどうか曖昧なのがもどかしいのですが、ちょっと色っぽい路線にまとめられていました。
ドロンジョ様とドクロベエドロンジョ様と1号、1号と2号の関係があんな雰囲気だったか思い出せないのですが、少し色気路線に強調されていたのだと思います。
オリジナルは、1号と2号の関係もあんなにアダルトな感じじゃなかったと思うんですよね。)

あと、前評判では、子供に分からないネタがあるので子連れは気をつけろということだったのですが、もう子供は分からなくていい、と開き直っている箇所はありました。(さらっと流して分かる人だけ分かるみたいな扱いにした方が逆に親切だったと思います。泥棒の神に帰依した、とかいうセリフも子供に”きえ”なんて絶対に分かりませんって。)
アニメだと軽く流せるものが実写にするとリアルでいやらしく見えるというのも、あるかもしれませんね。

結論としては、私は期待とおりで満足しました。