305-35 ●のぶカンタービレ

盲目のピアニスト辻井伸行の母が息子のことを書いた作品。
ちょと、お母様のはしゃぎっぷりの現れた小題を見て、読みづらいと思いましたが、文章は、読みやすかったです。
文章は、読みやすかったのですが、ショパンコンクールへの挑戦をまとめたこの本の間、間に伸行氏の生い立ちとかエピソードが入ってくる。お母様、元フリーアナウンサーのせいか、意外と技巧派で、意外と読みづらかった。
引用文も長いんですよね。
でも、なかなかに興味深く読めました。
この本は、以前に書かれたものですが、今年獲ってニュースになったヴァン・クライバーン国際コンクールのことが、著者略歴(お母様の)に載っていました。早いな、仕事。