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雑誌
森薫入江亜季という私の中で地味ウマに分類されている二人の最新作と蔵出し作品を1冊にまとめた雑誌の増刊号。
正直、名前すら覚えられないようなマイナー雑誌なんだが、この渋い組合せで増刊を出すとは、よく分かっていらっしゃる。
この二人って単行本は知られていても、どの雑誌を読めば載っているのか分かりづらいと思うのですよ。
雑誌の宣伝におおいになったのではないだろうか。
この二人が載っているなら買う人もいるだろうし。
私は、買わないけど、この増刊号は買った。
森薫の新作は、メイドから一転、シルクロード時代の遊牧民の話で、主人公は8歳年下の12歳の少年に嫁ぐ。
昔、仰天ニュースみたいな番組で、ある部族の紹介をしていた。
その部族の女は、3回結婚し、1度目は、理由忘れたけど木と結婚、2度目は、う〜んと年上の男と結婚、で、すぐ3度目の超年下との結婚をするのです。
つまり、2度目の旦那の意味は、子供の作り方を教える教師役、そして3度目で、逆に少年にそれを伝授するのです。
だから、相手となった2度目の年上の旦那の妻も年上。(確か重婚を一瞬するのです。何人ももらってもいいのかもしれないけど。)
そうすると、男の人には、たまには若い娘とも、というご褒美企画になるのかな・・・
いや、そんなドロドロした話じゃなくて、3度目の少年が結婚式で照れまくって可愛いという、ほのぼの路線のドキュメントだったので、森薫もそれを見ていて、触発されたのかと思ったのですが、話を読む限り、そういうわけでもなさそうです。