★★17 9<ナイン> 〜9番目の奇妙な人形〜

ティム・バートン作。
私的に主人公のナインにイライラしたので(問題起こしてから男気を発揮するタイプ。ネタバレになるから、あまり言わないけど、何故、それをはめる!!で私の苛立ちは最高潮に)、★にするか悩んだけど、世界観の構築が半端なく上手いので★★にしておいた。

ストーリーとしては、科学の反乱によって滅びた近未来。
そこに不似合いな麻のボロ人形として目覚めた主人公は、背中に連番をふられた仲間たちと出会う。
機械のバケモノたちから仲間を救い、あるいは、生き延びるのが当面の目標。
仲間たちと助け合い、時には反目しあい、最後には、おのれらの誕生の秘密を知る。
ゴシックな世界観とでも言おうか、暗めの殺伐とした風景にボロ人形たちのアクション、敵となる機会たちの恐竜めいた造詣が個人的には、ツボ。

長さは、1時間半程度。集中力のない私は何度でも言う。
映画の適切な長さは、1時間半だ。(まあ、ジャンルによるけど。)