ネタバレ

ネタバレあり。

私の今一押しは、マギ。シンドリア編からキャラも増えて、面白さが急加速。
最初は、ここまで面白くなると思わなかったなあ、と多分以前も書いたが、またまた意外な展開。
この話は、ダンジョン攻略の冒険ものから、アリババの国のクーデターという超シリアス展開、そこからシンドバッドと愉快な仲間たちのシンドリア編と、ストーリーのテンションがガンガン変わる。
ダンジョン攻略に話が戻った時には、王道の冒険ものに戻すのかと思った。
シンドリアの八人衆も王道キャラが多かったし。
しかし、ダンジョンのモンスターは、ギャグだかホラーだかって感じのシュールさだし、くせ者と評判のダンジョンを仕切る魔神サガンは、喋マスクの変態。
そして、冒険ものに必要な二枚目、敵の皇子、正義漢、いろいろ揃った王道キャラ白龍。
後に味方になることが約束された、途中から主人公人気を奪う敵キャラと思われたが、全くのヘタレ。
思ったより強くないというのは、急成長フラグかと思いきや、サガンの挑発に鼻水たらして泣くわ喚くわの大失態。決して弱くはないのだけど、白エイさんの姉さんあなたが心配だわ。だってあなたは本当に・・・の後に続くのは、弱虫だから!!に大決定。幼い頃の回想シーンじゃなければ、ヘタレだから!でも良さそう。
ネットで、白龍かわいいという意見もあったが、意表を突いて面白いけど、あれを可愛いと思えるほど私の心は広くなかった、というコメントに激しく同意。
なんかキャラの性格が最初の印象と変わるパターンが多いんだよね。
アリババのは、商売ぎたなくみせて正義漢があるってのは王道だからいいんだけど、紅玉ちゃんの悪役丸だしから可愛くなるツンデレは萌えだけど、夏黄文の孔明風からのダメぶり・・・人間として。卑怯だし・・・と白龍のヘタレは、どうなんだ。
夏黄文の時は編集にかなり止められたらしいけど、多分、白龍もなんじゃ。
何度もやってるのに意表をつく演出とか本当にうまいし、話も面白いんで、私的にはノープロブレムだけど、王道二枚目キャラ、捨てて良かったのかなあ。
私は、一般的に漫画は、どちらかと言うと、ストーリーよりキャラが大事なのかと思っていたよ。人気によって必ず最後まで書けるわけじゃない媒体だし、キャラが好きだとストーリー二の次なこともあるから。
紅玉萌えをしているから、私は不満はないんだけど。紅玉が出てこなくてもストーリー面白いし。
でも、王道キャラは、いると思う。
シンドバットは女たらし過ぎる上に20代なのにおじさん扱いだし、シャルルカンも違うし、女が苦手なスパルトスしか残っていないなぁ。
どうも金剛番長の桐生刀也と被るんだが、刀也は短気過ぎて女性が苦手というのも残念な感じの描かれ方だった。
まあ、セクシーな道化番長を見ないようにするために(鼻血が出るから)自らの目を切りつけた彼も最後には道化番長の片割れ巨乳の夜子さんを嫁にもらうまでに成長したので、頑張ってくれるかもしれない・・・それは、王道二枚目キャラなのか?