血がつながっていると思うと・・・

昔、食卓で母がとっても真剣な顔をして「いざという時に役立つから、あなたにも教えておくわ」と言い置いてから、おもむろに「タンタンタンタン、アンパンマン〜」とアンパンマンの手遊びを始めたのです。
どんな、いざを想定しているのか・・・当時、就職活動中の娘には、もっと役立つことがあるのにと思ったものです。
それから、数年、今日、母がやはり真剣に言うのです。「玉すだれやらない?将来の役に立つわよ」
普通の母親が娘の将来のために薦めるのは、パソコンとか英語とか、見合いとかではないのですか。何故にうちの母は、いざという時の一発芸とかばかり薦めるのか。母は、天然です。