エラゴン

これは、去年末の映画。

原作のファンで楽しみにしていたのですが、16歳(1巻の自費出版時は確か17)の少年が書いたと思えない重厚な世界感を持つ緻密なストーリーが、16歳の少年が書いたとしても不思議のない薄っぺらなものになっていたのには、少しがっかり。
色々設定はしょり過ぎてご都合主義になっているし、人物の掘り下げもなく説明不足な感じだし。2巻の途中まで描いていたのは意外。そんなに進んじゃうんだなぁと。
他の人物は説明不足だけど、サフィラは良かったです。
最初、ゼリービーンズみたいな安っぽい卵見た時には、不安で一杯でしたが、造詣もいいし、なんと言っても美しい声。サフィラの本質は誇り高い美女、そして主人に忠実で恋人気取り。もう、ぴったりな声ですよ。
その一方でブロムとマードックはハンサム過ぎ。ブロムは、どんどん格好よくなる役だけど、最初から格好よかったのでは、盛り上がりつうもんがないですよ。
とはいえ、私は、翼竜ファンでして、「サラマンダー」とか、ただ、ドラゴンが飛び回っているだけの映画とかでも十分満足できるのです。(ジュラシックパークは、なんと言っても3ですね、プテラノドンが出てくるのですよ。)
結果、サフィラが良かったから、良し!