ヘルボーイ

  • アメコミ原作映画を見て、ヘルボーイのことを思い出したので、ちょっと昔の感想を貼りました。

見てきました。映画予告で見た覚えもないし、ポスターはダサいし、なんだか扱いが地味な気がしていましたが、行ってみたら・・・やっぱ人があまり入っていませんでした。公開二日目なのに。
これは、アメリカでは有名なコミックが原作なので、キャラデザインがいかにもアメリカでした。主人公や仲間の水棲人の肌が全てゴムっぽい質感。で、なんでチョンマゲなの〜間違った日本文化のファンですかぁ。

突っ込みどころは満載で、まず、60年前、教授が冥界から入り込んだ赤猿のような赤ん坊だった主人公をナウシカやむつごろうさんのような手腕でてなづけるシーンから笑った、笑った。
「石をつかんでいるぞ」「いや、片手が石でできているんだ」・・・ハンマーか、でかい指サックみたいなんだけどお。(それとも腕につけるリストバンドのごついやつ)
「今思えば不幸な名だったかもしれないが、みんなヘルボーイと呼んだ」・・・ベルボーイよりはいいんじゃないの。
で、60年後。「60歳だが、成長が遅い。20ぐらいのもんだ」・・・で、主人公登場。
バーベルあげながら、くわえタバコ。・・・オヤジだよ、オヤジ。
どこがボーイなの?やっぱ年に関係ないベルボーイっつう名前の方がいいかも。(ベルボーイに対する職業上の差別意識はありません)
でも、この主人公、教授のことを心ぼそそうに「パパ」って呼んだり、恋愛に関していくじなしさんだったりで、成長が遅いのは、もしや精神面ですかいな。
戦いに対する態度はクールで、肉弾戦タイプで・・・くわえタバコで、本当にオヤジなのに。
もう、本当にいつでもタバコで、禁煙大国アメリカらしからぬ感じ。
敵にナチスの女将校がいるんですが、彼女もくわえタバコで、いい味だしてます。(武器がハンマーだし)
それにしても何で、アメリカのアニメってオヤジヒーローが多いんでしょうね。(ウルヴァリンとか)
でも、オヤジヒーローはルパン三世しか許せない私から見ても、このオヤジは何だか、かわいい。
思いを寄せている女性に対する態度は明らかにストーカーちっくなのだが、いじけ具合が小学生男児並なので、なんだか憎めない。
とはいえ、ストーリーは、一応シリアスで、よく練られている。主人公が火に焼かれないという設定が全編を通していきていて、感心しました。
結構、おもしろいんじゃないでしょうか。エンドロールの後の映像を見ると続編がありそうな感じでしたが、どうなんでしょう。