アンティークジュエリー 小さな美の世界 ジュエリー美術職人が遺したもの

黒岩トシオ 柏書店松原
一般人に分かりやすく編成されたアンティークジュエリーの写真集です。
でも、説明は、専門用語がいきなり使われていたり、急に口調がくだけたり、急に詩人っぽくなったりするのが、とっかかりやすいんだが、にくいんだか微妙です。
でも、(逆説が多い)トータルでは分かりやすくて、アンティークジュエリーの分野を網羅するために作品も厳選されている印象です。
写真は、基本的には全体が分かるように映してあるのですが、たまに広告みたいな写真の撮り方をしている頁もあります。
それに、裏面とかに見るべきところがあったとしても裏とか側面については文章のみの説明なのが惜しいです。
まあ、あまりにも余すところなく伝えようとしてカット割りを多用して全体像が分からないものよりは良いですが。
大きさとかもわりと忠実に分かるようにするために本の大きさのわりに写真が小さいのだろうか・・・
まあ、字の頁も写真のページも余白が多いのですが、それが逆に読みやすくしていると言えば言える。
面白かったです。