25-24 ★★デトロイト・メタル・シティ

面白かったです。正直、意外。松山ケンイチは、天才ですね。(デス・ノートでエルをやった人ですよね。)
原作映画も大ヒット、それも女性の支持を受けて・・・原作は、週刊誌で1度だけ読んで、絵にもストーリーにもドン引きでした。
でも、映画は、爽やか?という噂を聞いて、思い切って見て良かったです。
原作ファンより、初見の人たちの受けの方が良いのではないだろうか。
初見で見る気になるかというと、少し微妙なのだけど。
だからこその松山ケンイチなの?彼は、完璧ですね。

ストーリーとしては、おしゃれなポップスをやりたかった主人公が何故か過激なデスメタルのボーカルで人気になってしまうコメディ。
主人公演じるクラウザさんの微妙なメイクは原作そっくりですが、そのあまりカッコイイとは言い難いメイクが、デスメタルの暴力的で背徳的な歌詞やパフォーマンスをギャグとして成立させていると思います。
ギャグシーンは、短めに切り上げるのが通常かと思いますが、あの格好で、ポップスの爽やかな曲でノリノリになる場面など、この映画では長め。
その長めが宜しい。
クラウザさんは、見れば見るほど面白いのです。
じわじわくる笑いというものをこの監督は、分かっている。(偉そう)