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今年、初めて読んだ活字の本はアーロン・エルキンズ「水底の骨」になりました。ハヤカワ・ミステリ文庫
やっぱりエルキンズは面白いです。
最後まで読むと被害者と犯人の動機に1つずつ疑問が生じるのですけど、それでも面白いと思います。
でも、こういう本読んでいると、本当に集中力が落ちていると感じます。
高校の時、眼鏡になった時もかなり読書量落ちましたけど、更に落ちた感じ。
華麗じゃなくて加齢のせいなのね・・・トホホ。

ところで、私は、エルキンズは、スケルトン探偵のシリーズより学芸員のクリス・ノーグレンシリーズの方が好きなんです。
その原因の1つにスケルトン探偵ことギデオンに対する、ちょっとした、わだかまりがあります。(単に作品としてクリス・ノーグレンシリーズの方が好きというのがほとんどの理由ですが)
ギデオンは、最初、先妻のノーラを事故で亡くし、独身でした。
その後、パークレンジャーのジュリーと再婚し、ラブラブの日々を送っています。
で、ノーラが亡くなったのが9年前、1年は虚脱状態、で、ジュリーと結婚してから7年・・・本当に1年しか悲しんでいないじゃん。
世界には、死んでも墓の前で泣かないで下さいという主義の方もいらっしゃいますが、私は10年は嘆き悲しんでいただきたい。(せめて5年は再婚するな。独身の私が言うのも何ですが)
そして、このジュリーの性格が私の好みではない。
強引に遺体の写真を見たくせに「威厳を持っていた人がこんなさらし者みたいになるなんて、たまらないわ」みたいなことを言う、偽善だわ。