17-16 ホートン ふしぎな世界のダレダ〜レ(少しネタバレかも)

象がほこりの中に小さな人たちが住んでいるのに気づいて、彼らダレダ〜レの市長と連絡をとりつつ、彼らを安全な場所に移動させようと奮闘する物語。
外国の絵本作家と日本の大学教授との邂逅がこの物語を産んだとのことで、何やら深い〜い話が隠れていそうだが、知らない。
話はわりとシンプルだけども、ダレダ〜レの危機を軸として、ほこりの中と外で、市長と息子の関係、カンガルー(PTAの会長タイプの女性。真の悪人ではないが、映画の中で悪役として機能する)と息子の関係が対のようになっている。(と、私は思った)
そして、ダレダ〜レの危機が解消すると二組の親子関係も改善していく、シンプルにして、いい話。(でも、ちょっと寝てしまった)
例えほこりほどでも人間は人間、というような言葉がキーとして使われるけども、ちっぽけに思える一人一人の尊厳を守ろう、もしくは誇りに思おうというメッセージがこめられているのだろう。
この象と市長は会うことはない、でも、同じ目的に向かって命を掛け、確かな信頼で結ばれている。
吹替えしかやっていなかったけど、上手な声優さんたちでした。
タレントが葺き替えることが増えていますが、職業声優は、やっぱ違うと思います。