すし手帳 坂本一男監修

すし手帳は、帯が表紙のように高い位置まできている、書店や図書館泣かせの装丁。
でも、いわゆるジャケットはない。
帯を取ってしまえば、まるで黒いスケジュール帳。
帯にあるのがまさに副題で、すし通必携 基本の94貫 カウンターに座る前に旬のタネを予習とある。
寿司屋のカウンターで、手帳のふりして広げようという趣向と思われる。(鮮やかな写真が入っているのでバレバレだと思うが洒落だろう)
しかし、帯にバーコードも値段もある・・・これは、帯が進化したのか、表紙(ジャケット)が退化したのか・・・
ポケットにも無理すれば入るようなハンディなサイズで、ひと昔前によく見たシンプルな細長い手帳風だが、中身の写真は豪華だ。
1ページに一つ上部分に握りの写真があり、下半分は説明だが、下部に丸の魚と地方名など載っている。
魚のサイズまで書いてあるが、旬の時期などはグラフになってページ上に配されている。
なんとも情報満載だ。