鮨水谷の悦楽 早川光著

すし次郎で修行した水谷の鮨を月ごとに一皿写真に撮り、そこに写っているタネについて語る鮨エッセイ。
水谷氏の言葉が随所に引用されるが、すし手帳の後に読んだせいで薀蓄が深まった。
写真と合わせながら意識して読むと、イメージが鮮明になる。(味の。ごっくん)
寿司屋からの視点と著者の客側の視点の融合が面白い。
蕎麦屋のエッセイとか、職人側の話って、視点が変わるので、私は好きです。
でも、それを補強するために蕎麦だったら蕎麦、寿司だったら、寿司の本を読んでおくと、より一層楽しめる。(今回は、すし手帳)