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★★神様はじめました 鈴木ジュリエッタ 3巻
近年の「花と夢」に載った新人作家の中では、この人とトビナトウヤが、ずば抜けていたように思う。(私の記憶の中では。二人とも新人でもなくなってきましたが)
絵、ストーリーともに新人離れしているが、必ずとも私の趣味に合ったストーリーを描いてくれるわけではない作家でした。特にトビナさんは、アクがあるので、好きな話とそうでもないのにギャップがあります。(しかし、絵のフォルムとかが凡人じゃないんですよね。)
それに比べるとジュリエッタさんは、結構、ありがちな話を描く方かも。
神様はじめました、も結構ありがちな異種ラブストーリーなのですが、回を追うごとに話が上手いと思わせてくれます。
プリンセスで見た水城せとな も新人の頃から絵もストーリーも達者な上に自分の世界を持っていて凄いな、と思いました。でも、この人は、相当アクの強い作風で、私の中では、ゴシック文学(漫画だけど)の位置づけ。
エロと怪奇。(青年漫画のようなエログロでは、ありません。)
文章もストーリー構成もすばらしく上手いと思いますが、作品が好きか、と言われると、何度も読みはしない、という感じ。好みが分かれるところです。

雑誌2冊