大阪探訪記2 逃げる

何故か大阪人は、私に道を聞く。
初日、ホテルから出たとたんに道を聞かれる。まだ、緊張しているのに。
「昨日、来たばかりなんで・・・」と謝り逃げる。
いきなり電車のダイヤが乱れていて、用事に間に合わないのではないかとドキドキ。
乗り換えのために大阪駅に降りたとたんに女子トイレの場所を聞かれる。
「わからないんです。」と言ったが、せっぱつまっているのか(お察しします。)、何度も聞いてくる。
紳士然とした男性が「どちらに行かれたいんですか。」とひきとってくれる・・・やっぱ、大阪人は親切ですね。
男性は、女子トイレと聞いて、たじろいでいたが、私は逃げた。
ここまでは、大阪の人でない可能性もあるが、中年女性の団体が私を指差して「この人に聞けば、いいやん」と言った時は、人ごみに紛れて、必死に逃げた。
近所でも道に迷うな私に初めての場所で道を聞くなんて、大阪人は怖い。(いや、勝手に私が恐れているだけなんだけど。)
(つづく)