フレンチ

家に誰もいないと聞いていたので、つい外食して、しかもフレンチに。
ついこの間、一生何も食べたくないと思っていたのに、回復したなぁ。
そこは、世界的に有名なレストランで、日本にあるメインの店は、東京なんだけど、通勤の乗り換え駅に支店の1つでカフェ(と言っても、ディナーもやっている)があるので、入ってみた。
・・・物凄く皿がでかくて、物凄く盛りが小さいタイプのフレンチだった。
ランチでもあれでは腹がふくれない。
ちゃんとコースの値段なのに前菜にスープ(いや、スープ選んだからだけど、メインにうなぎの白焼きオレンジソース(いや、それ、選んだけど)、デザートにマカロンみたいのだった。スープ、メイン、デザートで、量の比重にほとんど差がない。
デザートが多いわけではなく、メインが物凄く少ないのだ。
小さめのうなぎが大きな皿の真ん中にちょこんと乗り、美しく芸術的にソースがかかっている。ココアみたいのもかけてあり、とても力作だ。
しかし、出来ればつけ合わせがあった方が嬉しい。
でも、そういうのが邪魔な盛り付けなの。くすん。
その作風は、理解した。
あれなら、デザートはいらないから、前菜を2つだして欲しい。凄くおなかすいたよ。
ただ、グラスワインは、めちゃくちゃ美味しかった。
ウナギに合せて赤にしたのだけど、正直、銘柄とかは覚えられない。
本当にワインは、一期一会だ(私にとっては)。
食後に紅茶も出たので、ワインも飲んで三千円弱なら安いのかもしれないけど、千円ぐらい足しても同じ量の前菜かメインが一皿つくだけだし。
もっと野菜系とかないとバランス悪いっていうか、東京店に比べてメニューの数も少ないし、凄くすいている理由がなんか分かった。
腹ごしらえは別にして、お洒落に飲むか、アラカルトで何万円も出して飲むかだ。
悪かないけど、帰りに蕎麦屋で一杯やりたくなった。そんなフレンチは嫌だ。
今度、ランチに行こう(ランチならいい)。
味も盛り付けもいいの。とにかく、量と値段のバランスが・・・
いや、手間がかかっているのは分かる・・・盛り付けに。
スパイスやハーブの使い方も秀逸だ。あえて言うなら、お料理様に私が合わなかった。
いや、宝くじが当たったら、あの店で腹いっぱいになってみよう。
多分、全メニュー制覇できると思う。
「メニューの端から端までお願い」、マジで軽く食べられる。
そんな女は、店側が嫌かもしれないが。
「金、金は払うから」、よく知らないが、女の子のいる店でセクハラをするオヤジのような客になりそう。