金剛番長 最終回

居合番長刀也に叱りつけられて、すっかり、おしとやかにシフトチェンジした道化番長姉妹。(まあ、番長として戦う時は、あのはしたない制服なのですが。)
いつの間にか、刀也と夜子が手をつないで寄り添い、朝子はと探せば、遠いところに小さく・・・ひどい、と思っていたら、翌週は最終回。
5年後の番長たち・・・夜子は、刀也の妻に!!!
すっかり人格が変わっていますね。
夜子は、朝子と一緒にグレて不良の頭をはっていたはずですが、きっと元々主体性はないタイプで、朝子にくっついて道を外れていたのでしょう。
そして、今度は、刀也と一緒になって、すっかり旦那色に。刀也が鼻血を出すような過激な番長ファッションをなんとも思っていなかった夜子が、普段は着物、卑怯番長の結婚式の洋装も地味なスーツ。
一方の朝子は、一時しとやかに着物を着ていたものの(刀也の趣味に合わせて)美しい長髪を切り、すっかり、はすっぱな感じでマジックバーのオーナーに。
道化番長は、外国人だと思っていたのですが(少なくとも外国育ちに見えた)、夜子は、昼は道場師範、夜は和食料理屋の女将を立派に務めている様子。凄い順応力ですね。
(刀也が和食料理屋をやるのもかなり意外だけど。)
姉妹がグレた理由は、一生懸命やっていたマジックを可愛いから失敗してもいいんだよ、と親に認められていないことに激しい虚脱感を持ったから、のはずですが、夜子は、男のためにすっかりマジックなんて失念したかのよう。
主体性なく人に合わせてしまうなら、姉より惚れた男とラブラブしている方が幸せでありましょう。
しかし、夜子が一方的に変えられているのかと思いきや、刀也も夜子のラブラブ光線にマンザラでもない様子。
アーンとかされて、嬉しそうにプリンを口にしたりしている。刀也の方が染まっているのかもしれません。
通常、漫画中で双子に惚れられる男というのは、どちらも選ばず、どっちとも現状維持で二人を侍らせるパターンが多いので、関係を進めるなら、どちらかを選ぶしかないでしょう。
そうすると、いくら、惚れたとは言え、あの朝子の性格や生き方が変わってしまうより、追従タイプの夜子が変わる方がルックス的にも合う。
まあ、あのカップルは、もう二人の世界なので、あれで宜しいのでしょう。
・・・文句があるかと言うと、全くないのです!!
あの刀也と良くラブラブできるまでに持ち込んだ。頑張ったね、夜子!!お幸せに。
できれば、付き合っている時代とか結婚式とか見たかったです。


あ、これで話を終えようと思ってしまいましたが、メインは、卑怯とサソリの結婚式と金剛番長の帰還かと。
卑怯は、秋山優の人格メインの生活で警察に。サソリは、専業主婦になるのだろうか。
それまで何の仕事していたんだろう。
サソリも子供が一杯ついてくるような結婚でも全く問題なさそうなので、いいカップルかと思います。モグラ番長がサソリに惚れているとは思いませんでしたが。
ただ気になるのは、結婚式に来た子供達が相変われず子供達なこと。
5年前の子たちは、さすがに中高生になっているはず。
ということは、彼らは園を卒業して、新たな子供達が・・・永遠に一定量の子供達を育てる人生・・・頑張れよ、サソリ。卑怯、過労死するなよ。(コブシちゃんの財力を頼れ。)
そのわりには、ライも成長してなさそうな・・・あそこだけ、時が止っている?
ソアラもあんま変わっていないなぁ。
剛力番長も髪が伸びただけのような。
モデルになったとのことだけど、子供モデル?
獄牢さんとカイリキもお変わりなく。
カイリキが勝手にゴウリキを読者モデルで応募したらしく、彼のオタクっぽいところが出てしまっている。
彼にとっては、ゴウリキは、アイドルなんだなぁ。マネージャーやっているとはいえ、恋愛感情を持っていないのは、むしろカイリキの方なのかも。
獄牢さんも花嫁修業と称してゴウリキにモデルをやらせるとは意外な。
って、ゴウリキの花婿候補二人が(私が勝手に決めた)こんな感じで、コブシちゃん本当に結婚できるのか。
それに彼女って、財閥の1人娘なのではなかったろうか。(兄弟がいそうな感じはないのだが)
嫁に行っていいのか?
普通、帝王学とか学ぶべきなのでは。まあ、ちゃんと跡つげそうな婿をとるためのモデル修行なのかもしれないが。(もうアイドル?今度、ソアラとダブル映画主演ということで女優でもある。でも、トップアイドルのソアラと対等というのは、彼女の方が偉く出世したカタチ。)
芸能界レビューは、よりレベルの高い男をコブシの婿にするための獄牢のワナなのかもしれませぬなぁ。
一応、漫画家目指している念仏中心に話は進められていたのだが、念仏にイマイチ興味がもてない。
でも、彼は、意外にいい奴なので、仲間に助けられて、一番たくましく生きていくことだろう。
いつ帰るともしれない金剛のためにプリン店まで開いているヒナ子は、綺麗になったが、わりとどうでもいい。
ライがそのままなのに大きくなった月美は、相変わらずマシン番長にべったり。
彼女は、一生、嫁にいけまい。人間じゃないものに惚れてはいけない。(例、二次元)